後払い決済の仕組みと小規模事業者の現実
こんにちは、いつもご利用頂きありがとうございます。
アイティフィックス札幌の森田です。
今日は「あと払い(後払い・ATO払い)」という仕組みについて、
少し考えてみたいと思います。
先日、日中のテレビ番組でも取り上げられていましたが、
クレジットカードを持たない方でも現金以外の支払いができる
「あと払い(BNPL)」というサービスにより、
気づかぬうちに債務が膨らんでしまうケースが
若年世代を中心に増えているのだそうです。
一見すると便利でやさしい仕組みに見えますが、
使い方によっては大きなリスクを伴うものでもあります。
実は最近、わたくし共も出店している
「くらしのマーケット」さんでも
あと払いが「お客様側で常に選択可能」な仕様となり、
あと払いを選ばれるケースが増えてまいりました。
お客様にとっては手数料がかからず利用しやすい反面、
提供側である私たちには、通常のクレジットカード決済以上の
後払い手数料が発生しているのが現状です。
入金サイクルも遅く、
振込手数料も一般的な水準より高く設定されています。
さらにサービス利用料として20%以上の手数料も
出店者側に課されており、
わたくし共としては多重苦になりつつあります。
これまで、同一エリア内での競争もあり、
できるだけご利用いただきやすい価格設定を心がけてまいりました。
しかしながら、各種手数料や決済条件を含めて見直していく中で、
現在の仕組みのままでは、
サービスの質を維持しながら継続していくことが難しいと感じる場面が増えております。
実際に、同一のサービスであっても、
プラットフォーム上での提供は、
想像以上に実入りが少なくなるケースもあり、
一件ごとのご依頼が、経営として適正かどうかを
改めて見直す必要があると感じています。
そのため、現在は一部サービスにおいて
価格の見直しを行っておりますが、
それでもなお、今後のあり方については慎重に検討している段階です。
これまでわたくしが大切にしてきたのは、
「無理のない形で、安定してサービスを提供し続ける」という思いです。
一時的な価格競争ではなく、
長く安心してご利用いただける体制を維持するためにも、
出店の継続そのものを含めて、
今後の方向性を見極めていきたいと考えております。
また、あと払いという仕組み自体を否定するものではありませんが、
ご利用の際は「後から支払う」という感覚ではなく、
今その場で支払っているのと同じ意識を持つことが、
安心につながるのではないかということも感じております。
今後も、無理のない形で
安心してご利用いただけるサービス提供を大切にしてまいります。




